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「湊元気に」由布姫ゆかりの寺近くに土産店

2006/11/29 信濃毎日新聞掲載

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 来年放映のNHK大河ドラマ「風林火山」に登場する「由布(ゆう)姫」ゆかりの小坂観音院がある岡谷市湊4で、近くの商店主ら3人が土産店を開いた。観音院を訪れる観光客に地元の物産を販売するとともに、7月豪雨で大きな被害を受けた湊地区を元気づけようとの思いも込めている。
 開設したのは、食料品店を営む小坂勝彦さん(62)、酒店を営む味沢紀子さん(61)、絹製品製造販売会社社長の味沢宏重さん(51)。10月から準備を進め、今月24日に開店した。
 観音院境内には、ドラマに「由布姫」として登場する武田信玄の側室「諏訪御寮人」の供養塔がある。「大勢の観光客が訪れるだろうと思ったが、湊にはもてなす場所がなかった」と小坂さん。そこで20平方メートル余の酒店倉庫を改装。「由布姫の里おみやげ処(どころ)」と名付け、みそや寒天、シルク製品など名産品のほか、地元作家の陶器や七宝焼などを並べ、休憩スペースも設けた。
 開店後、観音院に立ち寄る観光客は1日当たり百数十人。3人はボランティアで協力してくれる近くの主婦らと店先に立ち、法被姿で呼び込みをしたり、店内で商品を薦めたり。味沢紀子さんは「呼び込みは慣れないけれど、観光客との交流が楽しい」と笑顔だ。
 3人とも豪雨災害後、湊3の土石流現場で住宅に流れ込んだ土砂の片付けに加わった。小坂さんは「災害から4カ月余を経ても住民の気持ちは沈んでいる。土産店を盛り立てることで、湊地区に明るい話題を提供できれば」と話している。
【写真説明】土産店を訪れた観光客に商品を薦める小坂勝彦さん(右から3人目)