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錦絵に描かれた「川中島の戦い」

2006/12/09 信濃毎日新聞掲載

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 長野市松代町の真田宝物館は、戦国時代に武田信玄と上杉謙信が争った「川中島の戦い」の様子を描いた錦絵を中心とする企画展「描かれた川中島の戦い」を開いている。来年1月から放映されるNHK大河ドラマ「風林火山」に合わせ、3月5日まで展示。江戸時代後期から明治時代の錦絵のほか、川中島の戦いに関する資料など25点を展示している。
 錦絵は多色刷り版画。作品の1つ「信州川中島武田上杉和睦図」は、千曲川を挟み武田、上杉両軍がにらみ合っている様子を表している。武田の軍勢の中には軍師で、ドラマの主人公になる山本勘助の姿もある。「川中島合戦謙信車懸(くるまがかり)」は、上杉軍が「車懸の陣」を組み、襲いかかる怒とうの勢いを表現している。
 同館によると、川中島の戦いを題材にした錦絵は、江戸時代に主に土産物として描かれ、全国に広まったという。「川中島の戦いが戦国時代の数ある合戦の中でも全国的に有名になったのは、錦絵に描かれたことが一因ではないか」と同館は話す。
 錦絵のほか、武田方の軍記物「甲陽軍鑑」や、上杉方の「北越軍記」も展示している。錦絵は来年1月24日に入れ替える。火曜日休館。