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謙信由来のよろい、中野の博物館が佐久市へ

2007/1/16 信濃毎日新聞掲載

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 戦国時代の武将上杉謙信らに由来するよろいやかぶと、武具など約450点が、中野市の専門博物館「佐藤博物館」から佐久市へ寄贈されることになった。同博物館の運営財団が解散する方針で寄贈先を探しており、昨年末に佐久市と合意した。同博物館と同市は「これだけまとまったよろい類の寄贈は異例」としている。
 寄贈品は1300年代の南北朝時代から江戸時代にかけてのよろい類80点、かぶと18点、武器類80点など。上杉軍が川中島の合戦で妻女山に立てたとされる大きな扇や、徳川家康が少年のころに使ったとされるよろいなどがある。
 徳川家伝来の「黒漆塗本小札萌黄白段威(ほんこざねもえぎしろだんおどし)大鎧(よろい)」など、日本甲冑(かっちゅう)武具研究保存会が重要文化資料と認定した品も複数所蔵している。
 財団の前理事長で故人の佐藤忠彦さんが全国から集めた。寄贈先は数年前から探していた。妻で現理事長の里子さんが旧佐久町出身で、佐久市に住む家族が同市へ打診した。
 財団側は「長く保存し、多くの人に見てもらえればうれしい」としている。佐久市側は「これだけ甲冑類がそろうと圧巻」とし、保存や展示方法を検討している。寄贈は財団の解散手続き後に行うが、1年近くかかる場合もあるという。
【写真説明】武具が並ぶ中野市上今井の佐藤博物館