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川中島で戦った大日方氏の武具など小川に

2007/1/20 信濃毎日新聞掲載

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 小川村教育委員会は2月12日まで、川中島の戦いで武田勢に加わって戦った大日方氏の子孫に伝わる品々を紹介する「大日方家『坊』の歴史」を開いている。当時のよろい、かぶと、家紋入りの酒器、火消しの装束など約70点で、同村小根山稲荷の農業、大日方悦雄さん(72)が村教委に寄贈したのを受けて企画した。
 同村の大日方姓は、かつて松本地方一帯を支配していた小笠原氏一族の一人、小笠原長利が16歳の時、現在の小川村の地で「大日方長政」と改名したのが始まりとされている。
 村教委によると、小川村には長政の流れを受け継ぐ家が3戸あり、展示品は長政の孫で千見城(大町市美麻)城主だった直長のゆかりのものとみられる。
 1564(永禄7)年に、戸隠神社周辺の僧侶78人が上杉勢の攻撃から逃れ、直長を頼って小川の地へ来たと伝えられている。その故事により、直長直系の悦雄さんの家は現在も村内で「坊」と呼ばれているという。
 展示見学に訪れた長野市戸隠の大日方保子さん(60)は「丸の中に2本線の二引両の家紋は、私の家と同じ。何かつながりがあるのかも」と話していた。入場無料。
【写真説明】大日方悦雄さんが小川村に寄贈し、展示されている大日方家に伝わる「家宝」