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黒沢映画に酷似で諏訪の観光パンフ回収

2007/1/29 信濃毎日新聞掲載

 NHK大河ドラマ「風林火山」ゆかりの諏訪地方の場所を紹介するため諏訪地方観光連盟が作製した観光パンフレットの表紙デザインの一部が黒沢明監督の映画「影武者」の一場面に酷似しているとの指摘を受け、同連盟は28日までに、一般に未配布の約20万部の回収を始めた。デザインを変えて刷り直している。
 パンフレットはA4判8ページ。諏訪市の高島城や岡谷市の小坂観音院などが紹介されている。連盟事務局の諏訪市観光課によると、「影武者」の制作会社から今月中旬、題字下の騎馬隊のシルエットの「酷似」を指摘する電話があった。パンフレット作製を委託した諏訪市内の印刷会社に確認したところ、映画に登場する騎馬隊の一部画像を模写して使ったことが判明。印刷会社に著作権を侵害するとの認識はなかったという。
 連盟側は「誤解を与えるデザインは不適当」と判断。指摘した制作会社が未配布分の回収を訴えたため、昨年11月に作製した30万部のうち、観光案内所や連盟事務局に残っていた約20万部の回収を始めた。今週末までにはデザインを変えた新しいパンフレット20万部が刷り上がる予定だ。
 同連盟も印刷前にデザインを把握していたが、映画画像との関連性に気付かなかったという。諏訪市の藤田勝観光課長は「あってはならないことだ。今後は同様のことがないよう襟を正したい」と話している。