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「川中島合戦」絵巻物に 千曲・県立歴史館

2007/10/12 信濃毎日新聞掲載

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 県立歴史館(千曲市)は、上杉謙信と武田信玄とが戦った「川中島の戦い」を描いた江戸時代の錦絵約30枚を撮影してつなぎ合わせた「川中島合戦絵巻」を作った。絵巻物は縦30センチ、長さ約10メートルで、最も激しい戦いだった1561(永禄4)年の第4次の戦いを題材にした作品を収録。両軍の陣形や信玄と謙信の一騎打ちなど、時系列で場面が楽しめる。13日から販売する。
 絵巻物は、同館が所蔵する錦絵のすべてを展示するスペースを確保することが難しかったことから考案。江戸後期から幕末ごろに描かれた作品の写真を組み合わせた。
 巻頭には信玄と謙信の配陣図があり、広げるに従って有名な一騎打ちの場面が登場。巻末には戦いを終えた武田軍が退陣する錦絵を載せ、時間を追って場面が展開するような構成にしてある。
 放映中のNHK大河ドラマ「風林火山」の主人公で武田方の軍師とされる山本勘助をはじめ、両軍の武将の名前や一帯の地名なども記され、資料としても楽しめる。
 同館は「川中島の戦いの雰囲気をじっくりと楽しんでほしい」と話している。
 絵巻物は限定100巻を作り、1巻3500円。縦約20センチ、長さ約7メートルの簡易版(800円)も500巻作った。13日から11月18日、12月8日から来年1月14日まで開く秋季展「武田・上杉・信濃武士」の期間に合わせて販売する。問い合わせは県立歴史館(電話026・274・2000)へ。
【写真説明】県立歴史館が制作した「川中島合戦絵巻」