風林火山関連ニュース
 
 

郷土の武将に光 千曲・県立歴史館で後期展

2007/12/12 信濃毎日新聞掲載

07121205.jpg

 県立歴史館(千曲市)で、秋季企画展「武田・上杉・信濃武士」の後期展が開かれている。「川中島の戦い」にかかわった上杉謙信や武田信玄、「信濃武士」に関する資料110点を並べ、このうち国宝8点を含む約3分の1の資料を新規に展示。びょうぶや絵図などを通じ、当時の雰囲気を知ることができる。
 謙信と信玄に隠れて埋もれがちな郷土の武将にも光を当てようと10月から開催。後期展の目玉の一つは、現在の飯綱町を拠点とし、上杉景勝に従った芋川氏伝来の甲冑(かっちゅう)。山形県米沢市の上杉博物館が所蔵し、県内には約400年ぶりの「里帰り」という。
 和議を結ぶに当たり、武田勝頼が景勝に血判を添えて送った国宝指定の文書も展示。さらには、江戸幕府が豊臣家を滅ぼす夏の陣につながる「大坂冬の陣」を描いたびょうぶもある。この戦いには、芋川氏をはじめとする県内ゆかりの武将が従った景勝も、幕府方について参戦しており、川中島の戦い以後の信濃武士の姿をうかがうことができる。
 展示は来年1月14日まで。問い合わせは県立歴史館(電話026・274・2000)へ。
【写真説明】県立歴史館で開かれている「武田・上杉・信濃武士」の後期展